Customer’s Voice お客様の声

悠久の時を刻む分針リング。北斗七星の側でそっと輝くアルコルを指輪に。

横浜店 結婚指輪物語 2022年5月31日
悠久の時を刻む分針リング。北斗七星の側でそっと輝くアルコルを指輪に。のサムネイル

結婚指輪物語
このお店好きかも!?

(写真:期間限定の展示写真です)

お二人にTANZ0.を知って頂いたきっかけは、
たまたま開催中だった2階の展示。
5階まで足をお運びいただき、「本当にちょっとだけ」と入店くださいました。
(当時は5階に店舗がありました。)

こだわりの強さを感じる、ファッショナブルな風貌のお二人。
TANZO.の指輪造りへの想いをお話しすると、
「このお店好きかも!」とすぐに打ち解け、
「どんなデザインになるかな?」とこちらも楽しみになったのを
今でも覚えています。

”悠久の時を刻む分針リング”

デザインの決定を別日に設け、
お二人が考えたのが、TANZO.の入籍指輪、結婚指輪そして
オーダーリングを併せて着ける3連リング。
「時を刻む分針リング」でした。
間に挟む分針に見立てたリングには、なんと60本のラインを引きます。
「本数を減らしても大丈夫ですよ。」と職人を気遣う言葉をいただきながらも、
そこはTANZO.の職人の意地です。
「目標はより時計に近い物!」と、ほとんど等間隔で60分本のラインを引ききりました。
とてもサイズ直しができるデザインでないため、
入籍指輪での入念なサイズチェックがとても大切になりました。

(左:真鍮で造った試作品)
(右:入籍指輪にもデザインを入れました)

”アルコルってご存知ですか?”

皆様は「アルコル」ってご存知でしょうか?
私もお客様に教えて頂くまでは存じませんでした。
北斗七星の側でそっと輝く一つの星、それがアルコルです。

神話や星座が大好きなお二人とのことで、
オーダーリングに負けじと、もちろんご結婚指輪にもこだわりを詰めます。

ご希望は、ご主人様の指輪の内側に職人の手作業による北斗七星を入れること。
(もちろんアルコルも入れます!)
指輪の側面に北極星に見立てたダイヤモンドをセッティングし、
そこから実在の角度により近くなるよう、
細心の注意を払いながら、内側の北極星を加工していきます。
職人が指輪にマーカーした点の位置をお写真でご確認いただき、
ゆっくりと丁寧に仕上げてまいりました。

(写真:大切な北斗七星の位置決め)

そして、奥様の指輪にはいつでも星座の位置が確認できるようにと想いを込めて
指輪の表面にコンパスをイメージしたダイヤモンドのセッティングです。
五光留めにすることで、コンパス感を表現しました。

とにかく原案が素敵すぎますよね。
ちなみに、北斗七星も入れることから結婚指輪内側の刻印はシンプルに。
分針リングの刻印はゲーテと北欧神話からの引用です。

“3本の指輪が合わさる時”

3本の指輪が初めて合わさる日
=ついにご結婚指輪のご納品です。
大満足の出来に、様々の場所での撮影会がスタートいたしました。
(手造りのリング置きがすでにご自宅にご用意されているとか。)

後には嬉しいエピソードが。
「元々私達は、入籍するつもりはなかったんです。
だた、TANZO.で指輪を造るにあたり、指輪に色々と想いを込めることが出来て
二人のことを、色々と考えさせられました。
その結果入籍することにしたんです!
頂いたTANZO.ボールペンで婚姻届を書きました!!」

2階の展示がなかったなら、
もしかしたらお二人は入籍していなかったかと思うと
とても感慨深い、そしてハッピーな気持ちになりました!

是非これからもメンテナンスにいらっしゃってください。
お二人に会うのも、3連リングに会うのも楽しみにしております。