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すべてに想いを込めて

神戸旧居留地店 婚約指輪物語 2025年1月3日
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婚約指輪物語
桜をテーマにした、世界に一つだけのご婚約指輪

ご来店してすぐに、お互いにとても想い合っていらっしゃるのが伝わる、そんな素敵なお二人からご相談頂いたのは「桜をテーマとしたご婚約指輪」でございました。

3月にお付き合いが始まり、共に過ごした桜の季節の思い出をオリジナルのご婚約指輪に残したいと、オーダーメイドのTANZOに興味を持ってくださったそう。

 

「テーマは桜」に加え、お二人のご希望は大きく分けて以下3点でございました。

 

1.テーマは桜

2.男性の誕生石のルビーを使う

3.メレダイヤモンドを使ったデザイン

 

このお二人の想いを込めたご婚約指輪はどのように生まれたのか、一つ一つご紹介させていただきます。

 

1.テーマは桜

桜と言えば、ハートの形をした5枚の花びらが集まった美しいその花が印象的です。

TANZOでは、ご婚約指輪の主役であるダイヤモンドをお留めしている爪の形や数を変えることが出来ますので、形はハートに、数は5つにする事で、桜の花びらをイメージいたしました。

続いてお素材は、7色ある中からコーラルゴールドとグリーンゴールドが候補に挙がりました。

 

「グリーンゴールドで桜の葉を表現するのはどう?」

「コーラルゴールドは桜色なんだって!」

 

桜というテーマに合うか、デザインのバランスはどうか、じっくりとご相談いただきました。そうして、肌馴染みやルビーとの統一感を重視し、お素材はコーラルゴールドに決定。春夏秋冬めぐる季節の中でも、左手の薬指にはいつでも満開の桜を感じることが出来るデザインとなりました。

 

2.男性の誕生石のルビーを使う

華やかな赤いお色が印象的な7月の誕生石のルビーは、強度もございますので、デザインとして表にお留めする事が出来ます。そのルビーをどう取り入れるか、デザイン画やサンプルリングをご覧いただきながら、イメージを膨らませていきます。

 

〇ご参考にいただいたルビーの留め方のパターン

「どっちも可愛いなあ…!」

 

ワクワクしながらそれぞれを着け比べる女性に、男性が一言。

 

「隣に1石あるのが良いと思うな。」

 

理由を詳しくお伺いすると、真ん中のダイヤモンドはお相手様を、ルビーはご自身を象徴しており、また、ルビーの華やかな赤色は、お相手様に花を添えるようなイメージを持たれているとの事。プランナーの私も感嘆する、そして、そのご提案力が羨ましくなるほどの素敵なアイディアでございました。

 

「それでは、ダイヤモンドに寄り添うようにルビーをお留めしましょう!」

「はい!」

 

だんだんと想いが形になっていく中で、お二人の表情もどんどんと明るくなっていくのが分かりました。

 

3.メレダイヤモンドを使ったデザイン

華やかなデザインがお好みでございましたので、中央のダイヤモンド、ルビーに加え、メレダイヤモンドも使ったデザインがご希望でございました。ルビーと同様、どのようにお留めするのか、デザイン画を描きながら、より具体的にイメージしてまいります。

それぞれに良さがあり、悩む女性でしたが、「顔を見てたら分かるよ。どっちも好きなんでしょ?」という男性の一言から、ルビーとは変わって、メレダイヤモンドはグラデーションでお留めすることに。アシンメトリーがオリジナリティ溢れる、お二人だけのデザインが出来上がって参りました。

 

最後はそのメレダイヤモンドを何石お入れするのかでございます。

ここまでお二人には、たくさん悩み考え、様々な想いを込めていただきましたので、ここでひとつ、私もプランナーとしてご提案をさせていただきました。

 

「3月という数字にあやかって、3石お入れするのはどうですか? 3月の春風に乗せて、お二人(ダイヤモンドとルビー)が出会われるイメージです…!」

「すごい!めちゃくちゃ素敵です!!」

 

こうして、一つ一つのデザイン全てに、お二人の想いが込められたご婚約指輪が完成いたしました。

 

ご納品当日はお二人でご来店いただきましたが、男性と女性それぞれ別のお席にご案内ご希望でございました。

 

「来月の彼女の誕生日に、この指輪で改めてプロポーズをするので、その時に初めて見てもらおうと思っているんです。」

 

お相手様の事が手に取る様にお分かりになる、仲睦まじいお二人でございます。きっと素敵なプロポーズになったことでしょう。その中で、たくさんの想いが込められたこのご婚約指輪が、プロポーズの想い出をより素敵に彩っておりましたら、光栄でございます。