Column コラム

【おしゃれな結婚指輪を選ぶには?】

TOP

【おしゃれな結婚指輪を選ぶには?】

 

「自分達だけのおしゃれな結婚指輪が欲しい!」と思う方は多くいるかと思います。

では、『おしゃれな指輪』とはどういうものなのでしょう?誰もが想像しやすい『おしゃれな指輪』とは、個性的でスタイリッシュなデザインが特徴の指輪のことを指しますが、人によって「おしゃれ」の定義は異なります。まずは、下記のポイント1~7を参考に自分にとって『おしゃれな指輪』がどのようなものかを見つける所からスタートしましょう。

 

①デザインのユニークさ

一般的なデザインから一歩踏み出した、個性的なデザインが「おしゃれ」とされることが多いです。例えば、アシンメトリーなデザイン、モダンな形状、曲線を生かしたものなどがあります。また、ウサギやネコなど動物をモチーフとしてデザインをすることで、目を引きユニークさを与えます。

 

②素材の選び方

伝統的なプラチナやゴールドだけでなく、コーラルゴールド、シャンパンゴールド、さらにはプラチナとゴールドを合わせた2カラーや3カラーのコンビネーションのデザインなど、素材の組み合わせが斬新だと「おしゃれな印象」を与えます。

王道のプラチナも根強く人気ですが、肌なじみへの意識や個性を出したいという観点から、ゴールドも近年種類が増え、需要が高まっています。

 

 

 

③宝石のセッティング

一粒石ではなく、複数の小さな石を散りばめたデザインや、珍しい形のカット(例えばバケット、ペア、オーバルなど)を使ったものが目を引きます。お互いの誕生石や入籍月の石を入れるなど、相手への敬意や想いを込めて石を選び、指輪の内側にシークレットストーンとして留めると、二人だけの秘密の「おしゃれ感」を出せます。

 

④ディテールの細かさ

繊細なミルグレイン加工や、彫刻のような装飾が施されている指輪は特に「おしゃれ」です。シンプルながらもディテールにこだわったデザインが、上品で洗練された印象を与えます。また、石の留め方をこだわることで、より一層オリジナル感が増します。例えば、丸みのあるフォルムの指輪には丸く石を留めることは想像出来ますが、あえて四角く留めるなど細かいこだわりを散りばめることが可能です。(留め方の種類:丸、四角、三角、リボン、斜め、半月、後光など)

 

⑤カスタマイズ性

自分だけのオリジナルデザインを作ることができるオーダーメイドの指輪は、「おしゃれさ」を演出しやすいです。カスタマイズの要望として、例えば、手が小さいので指輪の幅を細くし長く見えるようにしたいや、指輪が傾きやすいのでウェーブ形状にしたいなど、見た目の印象を良くするためにカスタマイズをする方も多いです。もちろん、V字が好きやダイヤモンドがあしらわれているデザインが良いなどのお好みより選ぶことも可能です。

 

⑥デザインのストーリー性

指輪のデザインに意味やストーリーが込められていると、より魅力的に感じます。例えば、お二人の出会いが海との着想から、波をイメージさせるカーブのデザインにしようや、マット加工で水しぶきを表現しようなど、自分達ならではのテーマよりデザインを考えていくと、より一層特別感があり「おしゃれさ」が際立ちます。また、難しく考えず、海を連想するモチーフ、例えば、貝殻やイルカやヤシの木などの刻印を入れることでストーリー性が生まれます。

 

⑦トレンド感

流行を取り入れたデザインも「おしゃれ」とされます。流行の押し活を元に、押しカラーのストーンを用いることも新鮮です。ですが、トレンドに左右され過ぎず、自分のスタイルに合うものを選ぶこともポイントです。既製品は基本流行りを取り入れてデザインされているので、個性がなく、どれも同じに見えてしまいます。その点オーダーメイドは自分の好みを全て繁栄し、デザインすることが可能です。

 

 

自分のイメージしていた「おしゃれ」は見つかりましたか?

中には、このような「おしゃれ」の考え方もあるのかと感じた方もいるのではないでしょうか?

 

ところで、1~7のポイントを見ていくと「おしゃれ」に共通点があることが分かります。

それは、『自分達ならではの個性を出すこと』です。ただ単に個性のあるデザインを選ぶのではなく、「自分達ならでは」というのが重要です。その為には自分達の想いをしっかりと聞いてもらえる環境が必要です。ただ、ショーケースの中の指輪をスタンディングで見て選ぶのではなく、しっかりと腰を据えて、じっくりと会話が出来るお店を選びましょう。さらに様々なカスタマイズが可能なオーダーメイドのお店だと自分たちの要求が叶います。

 

 

では、オーダーメイドのお店ではどのような結婚指輪が出来上がるのでしょうか?

実例を見ていきましょう。

 

 

◎思い出の花をデザインしたい◎

ある素敵なカップルが来店しました。

「プロポーズにもらったバラの花と、入籍日の花(誕生花)をデザインした結婚指輪が欲しい。」と相談があり、スタッフは考えます。『花を立体的に表現すると、ものに当たりやすくなり、着け心地にも影響するなぁ、お客様はつけ心地にもこだわりがあるし…。』とつけ心地の良い緩い丸みのあるまっすぐな形(平甲丸ストレート)を提案しました。『つけ心地はバッチリだが、バラの花はどうしよう…?』三人でサンプルを吟味しながら選んでいきます。目が留まったのはキラッとした風合いが印象的な《手彫り加工》。彫った模様が目立つように指輪自体はマット加工にすることにしました。《マット加工》も種類があり、自分達の好みのものをカスタム出来る楽しさをどんどん感じていきます。ですが、ここで少し悩みます。《手彫り加工》のデザインです。好きにデザインを考えることが出来ることは良いことですが、見本の無いものを一から考えることはやはり難しいです。もちろん、その場で考えるだけではなく、ゆっくり家で考えることも可能です。今回のお客様はスタッフの人柄を信じ、「お任せします!」と伝えました。オーダーメイドは事前に要望やデザインを考えないといけないと思われている方もいますが、一緒に考えたり、任せたりと、一人一人に合わせて対応してもらえます。

 

 

スタッフがデザインを考える上で大切にしていることは、『お客様に寄り添う提案をすること。』

寄り添う提案とはお客様の要望に沿うことはもちろん、お客様に喜んで頂く為に想像以上の提案をすることです。では、想像以上の提案をする為にはどうしたら良いのでしょう?

 

 

要望は「薔薇の花とご入籍日の花を入れたい。」

『プロポーズがあり、実ったからこそ入籍があるという流れをデザインとして具現化するのはどうだろう?』と蔦の模様で二つの花を繋ぎました。さらに、お二人それぞれのイニシャルがSということに着目し、蔦の形をSに見えるようにデザインしていきます。これだけでも素晴らしいのですが、加えて、接客中に話した音楽が好きだということを覚えており、音符のマークを入れるアイデアまで提案しました。お二人が大変喜ばれたことは言うまでもありません。そのようなやり取りの中、お二人より素敵なアイデアも生まれます。「つけている指輪を回すとデザインが変わるよう、裏側にも一つ、花を彫りたい。」手彫り加工は華やかなので、シンプルにつけたい日もあるでしょう。それもしっかりと叶えた素晴らしい結婚指輪が完成しました。

 

単に見本をチョイスするというだけではなく、エピソードを込めた素晴らしい指輪を手にしたお二人は「想像以上です!」と大変喜ばれました。「ヘアカラーがピンクのおしゃれな奥様にとてもお似合いのコーラルゴールドもポイントです!」とスタッフは話しており、お二人との関係性やお二人の指輪を自分の特別な大切なものという認識でいます。

 

このことより、ただお店で指輪を売買するということだけではなく、オーダーメイドの結婚指輪をつくるということは、人と人との繋がりや思いやりを感じる、素晴らしい出会いの場でもあるのです。スタッフはいつも『これから一生身につける結婚指輪だからこそ、自分達らしく、つけていて気持ちが上がる指輪を作って欲しい。』と願っています。

 

オーダーメイドは難しいと思われがちですか、スタッフとお客様との会話による化学反応のようなものです。どのスタッフが担当するか、お客様が発する言葉一つで、どのようなデザインになるかも変わってきます。とても不思議で興味深いことなのです。加えて、指輪を考えていく過程もお互いにとって、思い出になる素晴らしい体験です。その体験の末、出来上がった指輪を長年使い、傍らに有り続けるということがいかに特別かということです。

 

『おしゃれとは?』から始まりましたが、オーダーメイドで指輪を作ると『おしゃれ以上のもの』を受け取ることが出来るでしょう。

 

是非、『おしゃれ以上』の指輪をTANZOで、ご相談させてください!