Column コラム

結婚指輪(鍛造)の強度

指輪

鍛造製法の結婚指輪は、鋳造製法に比べて強度があり、耐久性にも優れています。丈夫で変形しにくく、末永く指にはめていける素敵な指輪です。実際に鋳造タイプと比較してみると、様々な点でメリットが見られます。そのメリットの秘密は、製法に隠されています。独特の製法によって、耐久性を高めて丈夫な指輪にできるのです。

・強度があってとても丈夫
鍛造の結婚指輪の最大の特徴として丈夫で耐久性に優れている点があります。ただそれだけではなく、滑らかなフィット感、またトラブルが起こりにくいというメリットももたらしてくれています。耐久性に優れているため、変形に強い点も特徴として挙げられます。衝撃や年月の経過とともに丈夫な指輪も変形することがありますが、変形を起こしにくいためいつまでも同じ状態をキープできます。また変色にも強く、輝きを失いにくい点も魅力として挙げられます。指輪の持つ輝きをいつまでも失わない点も素敵なポイントです。さらに指輪に装飾されたダイヤモンドなどの宝石が落ちにくい点でも安心感があります。衝撃を受けたり変形すると、ダイヤモンドの留めがゆるみ落ちやすくなりますが、その点でも不安がありません。単に丈夫で強いだけではなく、変色や変形、宝石が落ちにくいという魅力も持っているのです。

・実際には2種類のタイプに分かれる
鍛造タイプは実際には2種類に分類され、伝統的な職人が叩く製法と高圧プレス法と呼ばれるものになります。伝統的な製法は昔ながらのやり方で造られ、金属の塊を叩いたり伸ばしたりして棒状に整えます。その後に曲げて溶接をして、最終的に指輪の形状に仕上げていきます。刀鍛冶のようなイメージですが、何度も叩いたり伸ばすことで密度を上げて丈夫な金属にしていくことができます。プレス法と呼ばれるものは、伝統的な方法に比べるとスムーズに造るメリットがあります。プレス機と呼ばれる機械を使用し、金属を圧縮して塊にします。そして更に機械を使って指輪の形状に仕上げていきます。最後の仕上げは職人の手によって造り上げていきますが、伝統的な方法に比べて強度が強い点が魅力です。ただ伝統的な方法で仕上げた指輪はハンドメイドならではの趣が感じられるという意見が多くあります。鍛造の結婚指輪といっても実際には伝統的な製法とプレス法のいずれかによって造られているのです。

・鋳造と比較した場合の違い
よく比較対象として出される鋳造ですが、それぞれを比較してみると強さや耐久性をメインとして大きな違いが見られ、鋳造の方が弱く、見た目の華やかさでデメリットが感じられます。鋳造タイプは金属自体が柔らかい特徴を持っています。そのため様々な衝撃を受け続けたり、年月の経過に伴って徐々に歪んでいくことがあります。また鋳造タイプは金属が柔らかいため、傷がつきやすいデメリットも持っています。結婚指輪も指にはめた状態で生活を送っていると、いろんな場面で衝撃を受けてしまいます。それによって表面に傷がつき、徐々に輝きも失われてしまいます。指輪が輝きを失えば、高級感や華やかさを維持できなくなってしまいます。これに対して鍛造は強度があって耐久性に優れているため、変形や歪みが起こりにくく、表面の傷もつきにくい点で優れています。指にはめた時の状態をキープでき、その状態を末永く維持できる点で安心感が得られます。

・強度と耐久性に優れている理由
伝統的な製法とプレス法の2つのタイプがありますが、いずれの場合でも金属を鍛えることには変わりありません。それによって金属が鍛えられ、強さと耐久性をアップさせることができます。伝統的な製法は手によって、またプレス法では機械を使用して金属を叩いたり伸ばしたりします。その過程で金属が引き締まり、密度が高まっていきます。密度が高くなった金属は強度と耐久性をアップさせていき、鋳造リングに比べて変形もしにくい特徴を持つようになります。また指輪の表面硬度が高くなるため、指輪の表面を磨いた時の輝きが驚くほど増し、光沢をいつまでも維持していくことが可能になります。人生で最も大切な結婚指輪をいつまでも光り輝き、同じ形状をキープさせることができる鍛造タイプは、強度と耐久性の点でも大きなメリットがあります。

・強度が持つメリットを理解しよう
鍛造タイプの結婚指輪は宝石やデザインの良さだけが輝きの理由ではありません。伝統的な製法やプレス法といった方法によって金属を密度が高い状態に仕上げ、長年の使用にも耐えられ、いつまでも美しい光沢を維持していくことができます。また指輪に装飾した宝石が外れにくいといったメリットも持っています。メンテナンスという点でも優れており、購入後長い期間を経過しても、安心感を持った状態で大切な指輪を指にはめ続けることができます。