Column コラム

結婚指輪の製作方法は、大きく二つに分かれており、その一つが鍛造方法と呼ばれる方法です。この鍛造方法には、メリットもあればもちろんデメリットもあります。
そんな鍛造方法のメリットとデメリットについて、今回は触れていきますが、鍛造方法にはたくさんのメリットがあり、ここではその一部しかお伝えすることができません。
従って、このメリットが全てではないということを踏まえて、これから婚約指輪や結婚指輪を購入される方の参考になればと思います。

鍛造法で作られる指輪のメリットについて

まずそもそも市場で出回っている結婚指輪・婚約指輪の多くが鋳造方法で作られているという点を踏まえ、鍛造方法ではどのような点が優れていて、どのような点がメリットなのか？という点についてご説明させていただきます。
まず、鍛造方法と呼ばれる方法は2つの方法に分かれており、一つは職人の手により一つ一つ丁寧に金属の塊を叩きながら作っていく方法です。もう一つはプレス機と呼ばれる機械を使用して作り上げる方法です。

どちらも鍛造方法と呼ばれており、どちらで作っても市場に出る際には鍛造方法という形で販売されています。しかし、作り方は先に説明した通り、一般的には異なっており、前者の職人により作られる鍛造方法はとにかく丁寧で時間がかかる為、仕上がりは抜群と言えるでしょう。

逆に後者のプレス機を使用しての鍛造方法では、一般的に職人が一つ一つ丁寧に仕上げているわけではありませんので、大量生産する際にはこちらのプレス機を使用しての鍛造方法が良いと言えるでしょう。

鍛造法で作られた結婚指輪は強度が高い

繰り返しとなりますが、職人により作られた結婚指輪もプレス機で作られた指輪もどちらも鍛造方法で作られた指輪です。
この鍛造方法で作られた結婚指輪のメリットとしては、どちらの方法であっても、使用する金属の密度を高くする製法ですので、まず丈夫さや強度と言った面では抜群に良いという点は最大のメリットかもしれません。
強度が強いということは、例えば、家事をしたり、スポーツをしたりする場合でも、常に鍛造方法で作られた結婚指輪を付けていても大丈夫ということです。

鍛造方法で作られた結婚指輪は強度が高いだけではない

その他にも強度が高いということに紐づく点でもありますが、金属は長年使っていたり、雑に扱ったりしてると変形してしまう場合があります。
しかし、鍛造方法では、この変形という点においても丈夫さがメリットですので、他の結婚指輪と比べても非常に変形しにくいという点がメリットなのです。
永年身につける結婚指輪などには、非常に適している指輪と言えるでしょう。

そして、こちらも強度が高いということに関連してきますが、強度が高いということは金属の濃度が非常に高く、硬度も高い為、少し位の力を加えても傷として残ることがありません。つまり指輪の醍醐味でもあるその美しい輝きをより長く保つことができるという点もこの鍛造方法のメリットとして挙げて良いでしょう。

鍛造指輪のデメリット

鍛造方法のデメリットを挙げるとするならば、職人などが直接金属に手を加え加工するので、複雑なデザインを実現することが難しい点があることです。金属はもともと硬い物質ですので、硬い物質を直接加工するのはなかなか難しいということで、鍛造方法のデメリットとして挙げられます。

鍛造方法で作られた指輪のメリット面とデメリット面について

鍛造方法は職人が手間暇かけて作られる方法と、一部プレス機と呼ばれる機械を使用しての二通りありますが、どちらの方法もメリットとデメリットという面ではほぼ同じです。
鍛造方法はその製法上、金属が硬いまま仕上げることができますので、強度や丈夫さが最大のメリットで、ただその反面、複雑なデザインですと、金属に直接加工することから、少しデザイン性に欠けてしまうという点がデメリットです。