Column コラム
結婚指輪を付けたままお風呂に入る際の注意点とは
結婚指輪をつけてお風呂に入ることは可能です。石鹸やシャンプー、トリートメントがついても、ただちに影響が出ることはありません。しかし、適切に使用しないと指輪の変色や歪みが生じてしまうこともあります。今回は結婚指輪をつけてお風呂に入る時の注意点や指輪の適切な扱い方について紹介していきます。
指輪の成分によっては変色する可能性がある
結婚指輪に使用されている素材が金やプラチナであれば、お風呂に入って変色することはありません。そのまま装着して何年、何十年とお風呂に入ってもお風呂の成分が原因で指輪がダメになることもないので安心してください。
しかし、結婚指輪に使用されている素材が10金やシルバーの場合はお風呂の成分で変色してしまうケースがあるので注意が必要です。特に硫黄成分が多く含まれている温泉に入る場合は硫黄成分が指輪の変色をもたらします。自宅のお風呂であれば問題ありませんが、お風呂の入浴剤に含まれている成分が変色させることもあるので注意してください。
指輪の紛失に注意する
お風呂に指輪をつけたまま入る場合は、紛失に気をつけましょう。指輪は小さく、お風呂で無くしてしまった場合、排水溝を伝って流れてしまうこともあります。結婚指輪を作った当初に比べて体重が減っているなど、指輪が緩くなっていると、お風呂の水や石鹸・シャンプーで、いつもより抜けやすくなります。
また、結婚指輪に宝石がついている場合は宝石の紛失にも注意が必要です。指輪そのものが大丈夫でも、宝石はお風呂の成分で変質して取れやすくなる場合があります。特にトルコ石やエメラルド、コハク、サンゴ、マラカイト、ラピスラズリなどの宝石はお風呂の成分で変色しやすい性質があるので、指輪の取り扱いには十分に気をつけましょう
お風呂に入る機会が多い場合はメンテナンスに気をつける
結婚指輪を装着してお風呂に入る機会が多い場合は、定期的にメンテナンスをしましょう。お風呂や温泉の成分が指輪に影響を与えなくても、体の汚れを洗い流すときに汚れや石鹸やシャンプーが指輪の隙間に溜まってしまうことがあります。温泉だと温泉の成分が指輪についたままになってしまい、肌に触れる部分が荒れてしまう可能性もあるので注意が必要です。
メンテナンスの方法は指輪を取って自分で汚れをふき取る方法でも、指輪を購入したお店に行ってキレイにしてもらうのも問題ありません。汚れを取るだけなら、購入したお店で無料メンテナンスしてもらえる場合もあります。また、気になる場合はお店でお風呂に指輪をつけたまま入っても大丈夫かどうか確認しておくと安心です。
指輪を傷つけないように気を付ける
結婚指輪をつけたままお風呂に入る場合は、結婚指輪を浴槽にぶつけて傷つけないようにしましょう。また、温泉に入る場合は露天風呂の岩場に指輪をぶつけて傷が出来るケースも少なくありません。傷がついてしまっても修復できる場合もありますが、余分な修理費用がかかることになります。
何度も傷つけていると、気付かないうちに指輪が変形することがあります。変形してしまうと指にフィットしなくなり、お風呂に入っているときに指輪が簡単に取れてしまうこともあります。また、歪みは石落ちの原因となりますので注意しましょう。
結婚指輪の取り扱いに気をつけよう
結婚指輪を付けたままお風呂に入ることは可能で、実際に外すのが面倒という理由や紛失しないために外さないで入っている人はたくさんいます。しかし、お風呂に入るときは指輪に傷がつくこと、変形することもあるので取り扱いには注意が必要です。指輪の成分によってはお風呂に入れない方がいい場合もあります。また、入浴剤や温泉は指輪を変色させる成分が多く含まれていることもあるので、金やプラチナ以外の指輪は外して入った方が安心です。