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こんなに古くから? 婚約指輪、結婚指輪のルーツ

指輪

婚約指輪の起源とは?

これから結婚を考えている、そういう方は婚約指輪や結婚指輪が持つ意味を知っていますでしょうか?それではなぜ、婚約指輪にはダイヤモンドがいいと言われているのでしょう?指輪のルーツを知れば、指輪を選ぶ時の参考になるかもしれません。

婚約指輪のルーツは紀元前1世紀頃まで遡るといいます。婚約といえば、今は「永遠の愛の誓い」という意味が強いですが、古代ギリシャ・ローマでは「契約」という側面がありました。力の象徴である鉄でつくられた輪を婚約のしるしとして贈っていたのが、婚約指輪の起源とされています。

またこの頃、左手の薬指には愛情の静脈と呼ばれる心臓に直接つながる太い血管が通っていると考えられていたことから、婚約指輪を左手の薬指にする風習が生まれました。

日本で婚約指輪が贈られるようになったのは、明治時代頃からだと言われていますが、当時はダイヤモンドではなく、真珠や誕生石が主流だったようです。ダイヤモンドを使った婚約指輪が主流になったのは、1970年代頃に放送されたデ・ビアス社のCMがきっかけでした。

給料3ヶ月分が婚約指輪の予算には良い、という当時の常識を作り上げたこのCMが、ダイヤモンドリングを主流にさせました。

またダイヤモンドが一番硬い鉱物であることは有名です。傷つくことがなく永遠に輝き続けるので、ダイヤモンドは「永遠の愛」という宝石言葉を持っています。これが結婚を誓った2人の永遠の愛にはぴったりだということで、婚約指輪にダイヤモンドを使われるようになりました。

 

結婚指輪の起源とは?

結婚指輪は、1113世紀に神への契約の証として指輪交換の儀式をしたことが起源とされています。その背景には、「神との契約を結ぶことで、男女は生涯結ばれる」というキリスト教の教えがありました。

婚約指輪は宝石を大胆に使ったような目立つデザインが多いですが、当時から結婚指輪は普段使いできるシンプルなリングが主流でした。途切れることのない輪は永遠のシンボルであるからです。

結婚指輪は2人の永遠の愛の証であることに加えて、結婚していることを周囲にアピールするという意味をもっています。
婚約指輪をしまっておいてはもったいない!

欧米では婚約指輪と結婚指輪の重ね付けが主流ですが、日本人は婚約指輪を大切にするがあまり、指輪を付けて外に出たがらないようです。

重ね付けるときには婚約指輪を結婚指輪の外側につけるのが一般的ですが、これには結婚指輪を婚約指輪で封じ込めるという意味があるようです。婚約指輪をお持ちの方は、せっかくなので重ね付けをして楽しんでみてはいかがでしょうか?