Column コラム
指輪のオーダーメイドにも落とし穴?
生涯で一番の「特別」
結婚指輪や婚約指輪は、お互いの愛を約束するためのものです。そのため、女性にとっては他のどんな指輪やアクセサリーよりも特別なものになります。
カップルで一緒に指輪を選びに行き、そこで納得のいく指輪が見つからなかった時、「じゃあこれでいい」と妥協するのはもったいなくはありませんか?もしも「これ!」というものが見つからなければ、作ってしまえばいいのです。
結婚・婚約指輪のオーダーメイドは決して少なくありません。二人の愛を唯一無二の指輪に込めれば、絆はより強くなるのではないでしょうか
オーダーメイドにも落とし穴
オーダーメイドには、フルオーダーとセミオーダー(パターンオーダー)があります。
同じようにオーダーメイドと言われていますが、中身は全く違います。
フルオーダーは、「はじめから好みのデザインを何でも作る事が出来る」
セミオーダーは、「出来上がっているデザインの一部を選ぶ事ができる」
オーダーメイドと言っても、セミオーダーはほとんど既製品に近いものになります。
それであれば値段は、フルオーダーの方が高い?いいえ、そうとは限らないのが落とし穴です!詳しくご説明します。
・フルオーダーメイド (フルオーダー)の落とし穴
既製品で良いものが見つからない時には、フルオーダーで世界に1つだけの指輪を作るというのも素敵です。一からすべてを想いのまま、あなたの想いをそのまま形にすることができます。カップルの意見を聞き、デザインを反映してくれるフルオーダーなら、納得のいく指輪に仕上がること間違いなしです。
ただし、フルオーダーメイドには鍛造製法と鋳造製法があります。
ここが落とし穴のポイントです。
鍛造製法は1点1点製造していきますが、鋳造製法は鋳型を使い(ロストワックス)ますので一度 “型” を作ると後から何個でもコピーを作る事ができるのです。
鍛造製法ですと、型はとれませんので同じものは2つとありません。
気になるのはお値段ですが、20万円~50万円とデザインによって様々な価格になっています。30万円前後が一般的と言えるでしょう。こう考えると、既製品の結婚・婚約指輪を検討していたときより、大きく足が出るということもないのではないでしょうか?
・セミオーダーメイドの落とし穴
セミオーダーは、既製品と同じ感覚で気軽に選びます。
決められたサンプルのパターンから好きなデザインを選び、ダイヤモンドの配置などをチョイスして決めていきますので、ほとんど既製品と変わりません。オリジナリティは出ませんが簡単に決める事ができます。
簡単に選べる一方で、ほとんど既製品と変わりませんのでオーダーした満足感は得られないかもしれません。
さらに、セミオーダーメイドのお値段は20万円~60万円とかなり幅があります。
特に海外製の商品は、【 製造元+国内輸入業社+販売店 】 と数社の中間マージンが入りますのでフルオーダーメイドよりも高くなってしまうのが現状です。
オーダーメイドと言いつつ、ほとんど既製品と変わらず、さらにお値段が張るセミオーダーも数多くありますのでお気を付け下さい。
指輪を選ぶ事も思い出に
指輪を選ぶときには、あらかじめ何を優先するのかを話し合っておきましょう。
特に、結婚指輪は長く身に付けるものですから、デザイン重視なのか、付け心地を優先するのかを確認しておくと良いでしょう。価格も相談しておくと、既製品ではなくオーダーメイドで作ろう、ということになってもブレることなく指輪を選ぶことができます。
一生に一度の大切な買い物ですから、楽しみながら選びたいですね。