Column コラム

結婚指輪に本当に大切なデザインとは?③

指輪

今だけ流行のデザインか?一生を考えたデザインか?結婚指輪に本当に大切なデザインとは?

■指輪には耐久性を考慮したデザインが必要

近ごろは結婚指輪にしろ婚約指輪にしろ、メーカーも販売店も「売れれば良い」という安直な姿勢に浸りすぎているように感じます。それを強く感じるのが、指輪のデザインです。

 

市場のニーズに応えていくのは結構なことですが、近年のこの業界では、あるデザインが売れ出すと、我も我もと似たデザインの指輪が登場します。それが耐久性に問題のあるものであっても、お構いなしに量産され、販売されていきます。

おそらく、メーカーでの耐久試験なども行われないのではないでしょうか。実際、市場に出回っている商品をいくつか買ってきて耐久試験を行ってみると、かなり成績の低いものが少なからずあります。これではちょっと強い衝撃を受けたら、簡単に曲がってしまうな……そう思わせるものが少なくないのです。

結婚指輪は毎日指にはめて使い続けるもの。メーカーも販売店も、その指輪を生涯使い続けるお客様の身になって、きちんとしたものだけを作り、販売するようにすれば、こうしたトラブルはなくなります。ですがこの種のトラブルはむしろ増え続けている、というのが現実です。

 

ですから後悔しない指輪選びのためには、まず指輪のデザインをじっくりと確認することが大切です。充分な厚みと幅があり、重量感があるか。極端に華奢な部分はないか。少々の衝撃にも耐えることができる、しっかりとした安定感が必要です。