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日本製鍛造の結婚指輪はどれほど丈夫なのか?強度検査の実験結果⑦

指輪

日本製鍛造はどれほど丈夫なのか?強度検査の実験結果

■その「強度」はどれほど違うのか

 

鋳造法で作った結婚指輪と、鍛造法で作った結婚指輪。実際にその強度はどれほど違うのでしょうか? その結果をご紹介しておきましょう。

 

同じ厚みと幅、サイズで、鋳造・型鍛造・自由鍛造で実験用の指輪を作りました。この指輪をそれぞれ圧縮試験機にかけ、どれくらいの力が加わると変形するかを調べたのです。その結果は、次の通りでした。

 

【試験結果】

鋳造品:87

自由鍛造品:320

型鍛造品:488

 

写真を見ていただければお判りのように、サイズに比べてかなり厚みがあります。これはTANZOが標準的に使用している寸法で、市販されている量販品よりもかなり厚いものです。

にもかかわらず、鋳造法で作った結婚指輪は87Nの力をかけたところで、耐えきれなくなったかのように大きく潰れてしまいました。一方、自由鍛造で作った結婚指輪は320N、さらに強度の高い型鍛造の指輪は488Nの力を受けたところで、わずかに歪みが発生しました。自由鍛造製品は鋳造品の3倍以上、型鍛造製品に至っては5倍以上の荷重に耐えたのです。まさに歴然の差です。

結婚指輪は常に着け続け、生活をともにする存在です。長い間にはさまざまな力が加わり、時には強い衝撃も受けます。そんなときでも歪みや曲がりの心配がない日本製の鍛造製品こそ、安心して身につけられる結婚指輪だといえるでしょう。