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婚姻届けには何が必要? 結婚前に知っておきたい基本知識

結婚準備

婚姻届けを提出すれば、夫婦になれるというのは周知の事実ですが「実際に手続きをしようとすると、何から準備をしていいのか分からない」という方は多いもの。
婚姻届を作成するにあたって、必要な書類を揃えるまでに時間がかかるものもあるため、入籍日にこだわりたい場合には、前もって準備をしておくことが大切になります。
婚姻届提出をスムーズに行うためにも、きちんと基本知識をそなえておきましょう。

戸籍謄本を手に入れておく

婚姻届けを提出する際には、戸籍が確認できる戸籍謄本が必要になります。
婚姻届けは、市区町村役場に行けばもらうことができるほか、最近ではカラフルな婚姻届けやデザインが施されたものがダウンロードできるサービスなども存在するので、簡単に手に入れることができます。

しかし、本籍地以外の役場で手続きをする際は、戸籍謄本が重要になってくるのがポイントです。夫婦2人分の戸籍謄本を用意する必要があるので、余裕をもって手続きを行いましょう。戸籍謄本は本籍地のある役場で発行するか、取り寄せが必要になります。

書類が届くのに1~2週間かかるケースもあるため、距離が離れている場合はとくに注意が必要です。入手がギリギリになってしまうと、婚姻届の提出が遅れて入籍日がずれ込む原因にもなります。

婚姻届けは「旧姓」で記入する

婚姻届けを書く際には「住所」「氏名」「生年月日」「本籍地」などの情報が必要になります。本籍地の情報は、戸籍謄本との相違が無いようにしっかりと記入しましょう。

また、氏名は変更後の名前ではなく、旧姓で書くのが決まりです。
新しい姓名で記入すると、不受理の原因となることもあるため注意をしてください。

基本的な情報は戸籍謄本から写し、戸籍の筆頭者との間柄は、長女長男であれば長、次女三男等であれば漢数字で二や三というように記入を行います。

また、入籍後の本籍地は日本国内であればどこでも指定が可能です。そのため、2人の思い出の地や離島、皇居などを指定する人もいるのだとか。
ただし、今後本籍地の書類を取り寄せたいというときには、その本籍地の役所でしか発行することができないため、あまりに遠方にしてしまうと、取り寄せに手間がかかってしまいます。本籍地の記入はきちんと2人で話し合って決めるようにしましょう。

さらに婚姻届の記入には、夫婦それぞれの捺印と、夫婦以外の証人2人の捺印、署名が必要になります。証人は成人している大人であることが条件で、両親に限らず、署名や捺印ができるのもポイントです。

届け出は実際に持っていった方が分かりやすい

婚姻届けは24時間いつでも提出が可能で、役場の夜間窓口に提出すれば届け出をした日にさかのぼって受理がされます。
ただし、不備があった際には再度修正が必要になるため、連絡先の記入が必要なだけでなく、入籍日がずれる原因となってしまうこともあります。

万全を期すためには書類の不備が無いか確認してもらうことが重要なので、その場で修正できるように訂正印を準備しておきましょう。

どうしても入籍日にこだわりたいのであれば、一度チェックしてもらったあとに、後日提出をするという方法もあります。
また、身分証明書の提示を求められる場合もあるので、免許証などの身分証明書も忘れないように準備しておきましょう。

プロポーズを受けて、結婚が決まり、いよいよ入籍となるときに記入する婚姻届。
これからの結婚生活の第一歩として、しっかりと丁寧に記入をしましょう。